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ゴーギャン展/東京国立近代美術館 [アートなこと]

現代、近代、東京都、国立、といくつか美術館にも種類があるのですが、現在開催期間中のゴーギャン展に行ってきました。

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ちょうど6年前の夏、ヤンキースで松井くんの試合を観るために遊びに行ったNYのメトロポリタン美術館にて、生ゴーギャンに出会ってから、色彩に魅せられてましたので、とてもわくわくしていたのです。

メトロポリタン美術館<常設展、写真OK>
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海外の美術館は、床に座って模写していても何も言われないし、写真もフラッシュしなければ撮影OKだったりするので、とても行きやすい雰囲気なのですが、日本は柵を超えると注意され、ガムを食べていて注意され、ボールペンでメモをとっているとえんぴつにしてくださいと注意され、とても窮屈です。

と、まぁ、美術館の愚痴はさておき、ゴーギャン展を見てみました。
ゴッホの惚れたゴーギャンとはどんな生き様だったのか?興味津々だったのですが、ゴッホ側から描かれるゴーギャンと実際のゴーギャンはちょっとイメージギャップがありすぎて、私的には失望してしまいました。
もちろん絵はすばらしいのですが、今回持ち込まれていた作品は、晩年の作品をメインに持ってきており、前半のゴッホとの共同生活時代の作品はサラリと流されていて、ちょっと残念。

晩年と言えば、彼が悟りの境地にたどり着いた先で描いた宗教画的な作品でした。
メトロポリタンで観た太陽の陽がさんさんと射す明るいゴーギャンとは真逆で正直おどろきました。

株仲介人で儲けたときに交流ができた画家さんたちの影響を受け、その後株が大暴落し貧乏になって34才で画家になることを決心。
すでに結婚していたが、その後モデル(多分少女)を妊娠させたまま、タヒチへ渡る。
その後再度フランスへ戻ってきてみたもの、泣かず飛ばずの生活は変わらず、再度タヒチへ。
タヒチで同棲していた少女が身篭り、初めの子は病でなくなり、2人目の子がようやく生まれる。
その間も結婚生活は続いており、四女の死を妻からの連絡を通じて、大きく落胆。
そのうち、目に感染病、梅毒、などなどの病気にかかり、作品を手がけることもままならく、砒素を呑んで自殺を謀る、とまぁ、やりたい放題の挙句の梅毒、自殺未遂etcということで、50数年の人生、そんなに長くないのに濃いなぁ、何だかなぁと思いました。

もちろん、モディリアーニ、ピカソ、ダリ、も多数の女性と浮名を流していましたが、ゴーギャンの少女趣味?的な嗜好はちょっと驚きました。

優れた才能があったことによって、このような人生を歩む結果になってしまったのか、ちょっと難しいですが、『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこに行くのか』にその絵を描くに至ったプロセスにあまり共感できず、絵に感情移入することもなく終わってしまいました。

とうことで、★★★☆☆(3)。
人間とは誰しもこういう面があるのかもしれませんが、有名になってしまったが故、何百才も年下の私にこんなこと好き勝手に言われてしまうなんて、、、、、、ハイ、すみません、私も大して変わらない人間です、才能の持ち合わせがあるという点以外は。


ということで、おもしろかったので、買ったお土産はこちら!
090823_1649~02_猫1.jpgが、090823_1649~01_猫2.jpg

見える、優れもののめがねです。
お友達は、万華鏡を買ったばかりなので、今回はやめとく、って。
長くつきたっている縁を感じてしまいました。

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