外環高速道路 工事見学 [アートなこと]
たまたまこんなイベントに参加できることになったので、興味本位で参加してみることに…。
入札して勝ち取った大林組担当の外環高速道路千葉エリアの工事現場です。
大林組が請け負っている65mの区間の現場に立ち入って、工法、手順、課題などお話をいただきながら、現場見学に。
高速道路というと、高架のイメージが強いですが、千葉エリアでは、この外環が地下に埋まり、上が生活道路(国道)となるそうです。
地下に埋めきってしまうと、まったく空が見えなくなるのも、、というのもあり、スリット構造という中央天井部分にスリット上の穴の開いた高速道路になるそうです。
もともとは住宅地だったこのエリアを国が買い取り工事に踏み切ったというもの。
ということで、すぐ横は普通に住宅地が広がってます。
よくこんなところで、住民反対に逢わずに工事できるなぁ。。。。とまぁひとまず感心。
まずは、掘削。とにかく掘る、掘る、掘る。
地盤を予め調べ実際にボーリングをし、その結果から地質を確認して掘ります。
浅い箇所には産業廃棄物が不法投棄されていることもあり、その分別もするそうです。
掘った土は、ふるいにかけられ、埋立地やダム建設を別の建設場で土を必要としている場所へダンプでひたすら運ぶそうです。
近隣住民とは、うまくおつきあいしていく必要もあるので、騒音、粉塵、対応などの十分配慮しながら、といろんな面で配慮が必要とされています。
また、掘るとお金は沢山かかるらしいのですが、エコ的にも騒音的にも高架よりも効果的らしく今は埋める高速道路が主流のようです。
大林組と言えば、スカイツリーの建設も一気に担っていることもあり、今乗ってる建設会社といったところでしょうか。
埼玉アリーナや羽田の滑走路など大きな建築物の土木建設を担当しているらしく、いかにもインフラ事業って感じでした。
◆工事概要◆
穴を掘って、↑の形をしたコンクリートのケースを埋めて行く後方だそうです。
埋める部分が高速道路となり、両サイドの浅い部分はランプ(高速道路の乗り降りするところ)になるそうです。
大林詰所。普通のプレハブ。
建設部門にいた時に何度か触れる機会のあったKY。
安全帯をしていないと落下事故の危険もあり、事故の連絡がくるとドキっとしたことを思い出しました。
そんな現場にも竹で作ったツリーが登場。ほっこりしますね。
ここからは一気に現場写真です。
掘ったところ。
見つかった産業廃棄物。
止めて欲しいですよね。。。。 これは振り分けられた土。
運び出される土。
土留めとアンカー。
地盤が緩い(水分が多い)とこの留める作業に一気にお金がかかるそうです。
アンカーは鉄とコンクリでできているのもあり耐久性は3年程度らしいですが、埋め戻してしまうので、問題ないそうです。
アンカーに流し込むコンクリートタンクとアンカー部の拡大。
さらに掘り進んだところ。
地層がキレイに見えてますが、黒い線の部分が異常に硬くて調査依頼に出しているそうです。
このまるいカーブのとき、地球には一体何があったのでしょう。。。。
掘った土。赤土。粘土。砂。などなど。からっからに乾いてました。
こうや板を埋め込んだところ。
こうや板って10mくらいありそうなんですよね。
まっすぐ打ち込むって、テクニックが相当必要だし、時間がかかりそう。。。
上から見たところ。 横に寝かせているこうや板。
生活道路を一時的に仮設道路に移動したときに水道管、NTTなどのライフラインの補強も行い、想定外の支出ありとのこと。
仮設道路の真下から見上げたところ。
黒っぽいラインなどがライフラインたちです。
水道管は漏水が懸念され、補強カバーをつけて外に出したそうです。
そして、実際に一部分高速道路が埋められた箇所がありました。
埋めたものの、当初想定に比較し、砂に粘りがあることが判明し、工事を一時中断し、アンカーなどをやり直しているそうです。
砂って普通は粘りがないそうなのですが、ここは地質が普通と違ったらしく、かなり特殊な状況だそうです。
ちなみにこのスロープ状に舗装をしながら作っていく手法が大林組の特徴らしいです。
現場所長は、この道40年のベテランのおじさんでしたが、とてもわかりやすく説明をしてくださり、現場経験も豊富で、いろんな現場で起きる自体に臨機応変に対応されている様子がよく伝わりました。
やっぱり現場っていいなぁ。。。。と憧れの気持ちを抱き、帰路につきました。
とっても楽しかったです。
入札して勝ち取った大林組担当の外環高速道路千葉エリアの工事現場です。
大林組が請け負っている65mの区間の現場に立ち入って、工法、手順、課題などお話をいただきながら、現場見学に。
高速道路というと、高架のイメージが強いですが、千葉エリアでは、この外環が地下に埋まり、上が生活道路(国道)となるそうです。
地下に埋めきってしまうと、まったく空が見えなくなるのも、、というのもあり、スリット構造という中央天井部分にスリット上の穴の開いた高速道路になるそうです。
もともとは住宅地だったこのエリアを国が買い取り工事に踏み切ったというもの。
ということで、すぐ横は普通に住宅地が広がってます。
よくこんなところで、住民反対に逢わずに工事できるなぁ。。。。とまぁひとまず感心。
まずは、掘削。とにかく掘る、掘る、掘る。
地盤を予め調べ実際にボーリングをし、その結果から地質を確認して掘ります。
浅い箇所には産業廃棄物が不法投棄されていることもあり、その分別もするそうです。
掘った土は、ふるいにかけられ、埋立地やダム建設を別の建設場で土を必要としている場所へダンプでひたすら運ぶそうです。
近隣住民とは、うまくおつきあいしていく必要もあるので、騒音、粉塵、対応などの十分配慮しながら、といろんな面で配慮が必要とされています。
また、掘るとお金は沢山かかるらしいのですが、エコ的にも騒音的にも高架よりも効果的らしく今は埋める高速道路が主流のようです。
大林組と言えば、スカイツリーの建設も一気に担っていることもあり、今乗ってる建設会社といったところでしょうか。
埼玉アリーナや羽田の滑走路など大きな建築物の土木建設を担当しているらしく、いかにもインフラ事業って感じでした。
◆工事概要◆
穴を掘って、↑の形をしたコンクリートのケースを埋めて行く後方だそうです。
埋める部分が高速道路となり、両サイドの浅い部分はランプ(高速道路の乗り降りするところ)になるそうです。
大林詰所。普通のプレハブ。
建設部門にいた時に何度か触れる機会のあったKY。
安全帯をしていないと落下事故の危険もあり、事故の連絡がくるとドキっとしたことを思い出しました。
そんな現場にも竹で作ったツリーが登場。ほっこりしますね。
ここからは一気に現場写真です。
掘ったところ。
見つかった産業廃棄物。
止めて欲しいですよね。。。。 これは振り分けられた土。
運び出される土。
土留めとアンカー。
地盤が緩い(水分が多い)とこの留める作業に一気にお金がかかるそうです。
アンカーは鉄とコンクリでできているのもあり耐久性は3年程度らしいですが、埋め戻してしまうので、問題ないそうです。
アンカーに流し込むコンクリートタンクとアンカー部の拡大。
さらに掘り進んだところ。
地層がキレイに見えてますが、黒い線の部分が異常に硬くて調査依頼に出しているそうです。
このまるいカーブのとき、地球には一体何があったのでしょう。。。。
掘った土。赤土。粘土。砂。などなど。からっからに乾いてました。
こうや板を埋め込んだところ。
こうや板って10mくらいありそうなんですよね。
まっすぐ打ち込むって、テクニックが相当必要だし、時間がかかりそう。。。
上から見たところ。 横に寝かせているこうや板。
生活道路を一時的に仮設道路に移動したときに水道管、NTTなどのライフラインの補強も行い、想定外の支出ありとのこと。
仮設道路の真下から見上げたところ。
黒っぽいラインなどがライフラインたちです。
水道管は漏水が懸念され、補強カバーをつけて外に出したそうです。
そして、実際に一部分高速道路が埋められた箇所がありました。
埋めたものの、当初想定に比較し、砂に粘りがあることが判明し、工事を一時中断し、アンカーなどをやり直しているそうです。
砂って普通は粘りがないそうなのですが、ここは地質が普通と違ったらしく、かなり特殊な状況だそうです。
ちなみにこのスロープ状に舗装をしながら作っていく手法が大林組の特徴らしいです。
現場所長は、この道40年のベテランのおじさんでしたが、とてもわかりやすく説明をしてくださり、現場経験も豊富で、いろんな現場で起きる自体に臨機応変に対応されている様子がよく伝わりました。
やっぱり現場っていいなぁ。。。。と憧れの気持ちを抱き、帰路につきました。
とっても楽しかったです。
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